志位和夫が公式に認めた日本共産党の敗北主義

日本共産党は昨日、第4回中央委員会総会を党本部で開き、ことし9月末までを党勢拡大の「特別月間」と定め、党員1万6000人、日刊紙読者1万6000人、日曜版読者8万3000人以上の獲得目標を打ち出した。これは来年の統一地方選、参院選挙で勝つために必要な準備措置としているが、次のような興味深い発言も行っている。

「1958年の第7回党大会以来、わが党は、党勢拡大に力を集中する『月間』や『大運動』にくりかえしとりくんできましたが、率直に言って、自ら決めた目標を達成したのは1970年代中頃までの運動であり、その後の『月間』や『大運動』では、奮闘はするが目標を達成できないという状況が続いてきました」

なんということはない。志位氏は委員長就任以来ずっと、達成できないとわかっていながら、目標設定をしてきたと自白しているに等しい。今回の目標も同じことであろう。

最初から達成できるとも思っていない目標を、延々と打ち出し、毎回「達成できなかった」と自認する。運動論として、このようなあり方は正常だろうか。

トラックバック・ピンバックはありません

ご自分のサイトからトラックバックを送ることができます。

現在コメントは受け付けていません。