職員3人訴訟 第12回弁論開かれる

教団を除名された元職員3人が職員時代に不当な配転をされたなどと教団側に各100万円の損害賠償を請求している裁判で10日、東京地裁で12回目となる口頭弁論が開かれた。

双方の主張の応酬がそろそろ終わりに近づき、裁判長から証人調べ採用の段取りなどについて意見が出され、原告・被告側の代理人がそれぞれ見解を述べた。原告である元職員側の代理人は、証拠調べとして原告3人プラス配転行為や譴責処分などにかかわった教団の部門責任者または役員3~4人を申請したいと現時点で考えていることを述べ、教団側は担当職員1人を申請すれば足りるとの見解を示した。

次回の口頭弁論は6月5日と決定され、その日までに双方から証人申請書が提出される。さらに次々回期日と決められた7月10日に、実際にだれを取り調べるか、最終決定がなされる段取りが裁判長から示された。その上で8月下旬~10月くらいの間に、証人調べの日程が組まれる予定となった。

この裁判では、先行訴訟となる解雇無効裁判で、すでに3人側の敗訴が最高裁で確定しており、同じことの「蒸し返し」の訴訟にすぎないとの見方がある。

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