「福岡を中心とする組織内組織」

 元職員3人の主張によれば、2009年11月、当時の正木正明理事長が聖教新聞社の職員を前に以下のように指導したという。
 「最近、各方面のさまざまな問題に携わる中で、一つの共通する問題がある。一つは、『必ず、小教祖のようなカリスマが中心にいること』です。これは、本人の魅力的な資質と共に、周りがそれをカリスマに仕立て上げるという特質がある。そしてもう一点は、これらのグループは『自分たちが最も先生のことが分かっていると勘違いをし、池田先生はこう言っていると幹部を批判する点』 にある。だから結局、会員を学会の組織につけるのではなく、自分につけようとする」
 どこから読んでも正しい指導と思える。だが元職員3人は、そう捉えることはできなかった。ここがこの一連の問題の本質的なキモの部分と思われる。
 元職員3人に対する譴責処分(2011年10月)および懲戒解雇処分(2012年10月)は、いずれも当時の代表役員である正木理事長の名前でなされている。法的には会長職でなく、理事長職が法人の代表者となる理由によるものだが、足軽会は福岡大祐を中心とする組織内組織と見られてきたし、多くの関係者がその実態を証言してきた。これらの事実を否定しているのは、彼ら元職員3人をはじめとする当事者および同調者のみと思われるが、多くの客観的証拠から、上記の実態は明らかである。

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