聖教新聞を減部して除名されたかのような一方的な虚偽主張

 変に宣伝してもしょうがないが、川崎学生部出身の3人組が金曜日(出版社)から書籍を発刊するという。彼らのブログを見た人から疑問の声が出されている。彼らが、自分たちの仲間が、聖教新聞購読数を減らしたことが原因で会員資格を除名されたかのような、いわれのない“宣伝”を行っていることについてである。およそ教団内において、そのようなことが除名の理由となることがありえないことは会員であればだれもが知っている。要するに、彼らが自分たちの都合のいい事実だけを切り取って、自己宣伝に使っていることは明らかだ。
 ちなみに、彼らの仲間が新聞を減部したことが発端となって除名処分になったと主張する肝心の除名の時期は、裁判記録などでは2012年5月14日。このとき複数の仲間が除名されたという。いずれも足軽会の実質的な中心者Xと密接な関係を持つ立場にあった。
 一方、上記書籍の著者である元本部職員3人が、教団の職員懲罰員会によって譴責処分となったのは2011年10月5日。つまり、それら仲間たちの除名よりも前に、3人の懲戒解雇事由は着々と進行していたことになる。
 時系列から客観的に判断する限り、上記の減紙問題が、彼ら3人の懲戒解雇問題と直接的にリンクしているわけでないことは明らかだ。彼らに対してはそれ以前から、本部指導監査委員会による指導(08年5月)、本部人事委員会による謹慎処分(08年7月~09年3月)、本部人事委員会による役職解任処分(09年4月)というように、段階的な処分が継続して行われていた。
 つまり、彼らの一方的な言い分だけを鵜呑みにしていても、真実が明らかになったことにはならないということだろう。職員の立場を解雇され、会員資格も失った彼らにとっての≪最後の砦≫は、もはや自分たちの「正義」なる主張くらいしか残されていないようである。しかしその立論を成立させるためには、不都合な事実には敢えてフタをしてまで、自分たちが「正義」に見えるようにしなければならないという差し迫った背景事情が存在する。そのフタの中身については、今後さまざまな形で明らかになっていくものと推察される。

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