2つの記念日

先日、韓国国会が毎年8月14日を慰安婦の記念日に指定する内容を盛り込んだ法律改正を行ったとのニュースが報道されていた。なぜ8月14日かといえば、1991年の同じ日に韓国で元慰安婦の女性が初めて公の場で証言した日だからという。似たような記念日は、中国でも3年前に12月13日の南京大虐殺記念日が「国家公祭日」に格上げされた事実がある。12月13日はいうまでもなく、日中戦争を始めた日本が当時の首都南京を陥落させた日であり、大虐殺の象徴の日として記憶されている。この記念日はまったく関係のない第三国のカナダなどにも波及し、州によっては同様の記念日を制定する動きがあるようだ。

なぜ戦後70年以上すぎてこのようなことになるのか。

日本の政治家を含む世論が事実は事実として認め、誠実な態度をとっていれば、このようなことになるはずもない。あるものをなかったかのように喧伝し、フェイクニュースをばらまく動きに、彼らは敏感に反応しているにすぎない。原因は、日本の側にある、との認識に立たなければ、この問題は100年たっても解決しないと思われる。

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